タンクモデリングガイド11 塗料別AFV塗装テクニックでは、タミヤエナメルやクレオスの水性ホビーカラー、ターナーアクリルガッシュなど塗料別で塗り方を解説しています。
内容的にはAFV塗装再検証1 WWIIドイツを少し思い出しますが(当時高2だったので)、今回のタンクモデリングガイドは塗料に関する解説がメインになっています。
モデルアート公式のnoteでサンプルが出ていますので、まだ買われていない方はぜひ。
今回のタンクモデリングガイド11 塗料別AFV塗装テクニックではクロアチア軍迷彩のT-34/85を製作しました。本の内容で塗料の解説や塗り方については一通り説明していますが、車輛に関する説明や考証に関する説明があまりできなかった(そもそも今回のテーマから外れている)ので、追加説明として記事を書きます。
まず、この箱絵にもなっている非常にヘンテコな迷彩の車両ですが…実在します。
所属は不明ですが、戦後撮影された写真に4枚程度(内メインで撮影は1枚)ではあるものの写りこんでいます。
下のリンク先に様々な写真があるので、確認しながら読んでいただければと思います。
(Posted: Friday, April 27, 2012 – 07:54 PM UTC投稿、下から6,7,8枚目)
https://archive.armorama.com/forums/191757/
様々な写真を含めて言える事として、このようなサイケデリックな迷彩はこの車両特有なものであるというのは間違いありません。
迷彩の赤色はどこから持ってきたのか…おそらくさび止めだと思いますが。
また、この車両は雑具箱が移動していることが見て取れますが、雑具箱を固定するための金具がなく、固定できていない(=走行中に脱落してしまう)ので、これは戦後に移動させたのでは?という感じです。なので作例上では元の位置に配置しています。
ヘッドライトは実車も片側がないので、ここは実車準拠です。
そして、僕も途中まで一切気付いていなかったのですが、燃料タンクは蓋が中央にあるタイプ2つと蓋端っこが一つになっています。
砲塔上のブローニング絡みのパーツはほぼパーシングのものと同一形状なので、覚えておくと作りやすいと思います。
でもキットから加工するとなると、結構面倒な変更点が多いのであまりやりたくはない内容ですね…
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