戦車模型の基本塗装に凝った下地は必要なのか?

プラモ


下地塗装は非常に奥が深いです。グレーや白などのサフ単色だったり、黒で大まかに影色が吹いてあったり、さらにはそこから発展してB&Wのように塗装の方向性を決めたり。
取り上げればきりが無いのですが、今回は下地に必要なクオリティについての話をします。

まずは結論から。
実はそんなに凝った下地にする必要はないです。
どうしてそうなのかというと、下地で頑張っても後々基本塗装で効果が薄れてしまうので大まかな影くらいしか効果が出ないんですね。

戦車模型における下地塗装は大まかに黒が影のある見えにくい部分に吹いてある程度で良いんです。
B&Wのような手法は非常に便利ではありますが、作業効率が悪いですし、なにより手間が掛かり過ぎます。
結局のところ、下地で細かくやるかやらないかは先に効果を得るか、後で効果を得るかの違いでしかありません。塗装の「足し算」と「引き算」のバランスを事前にある程度予測できる点はB&Wに軍配が上がりますが、それ以外の点であまりにも癖が強いので正直……


↑影色だけ吹いたグレー下地でも、後の工程次第でこのくらい情報量が稼げます

黒色で塗り残しを誤魔化しさえできれば、普通に戦車模型を作る分には困りませんからそれで良いと僕は考えます。
面倒なのは出来るだけやらずに済むのがベストですから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました