ミリタリー物の模型を作っている皆様は毎度米粒に写経をするような気分でチッピングをしていらっしゃると思いますが、今回はそんな皆様の負担を少しでも減らそうと思い、なんとな~くまとめる事にしました。
チッピングで”使える”塗料とは
まず、チッピングに使用できる塗料の前提について説明します。
当たり前な話ではありますが、希釈した際にはっきりと色が出て伸びが良いもの。エナメル溶剤を使用した際に溶けないもの(次の工程でエナメル/油彩系を使用するため)が前提です。
この時点で可能性がありそうなエナメル塗料は脱落します。そもそもこういうのは水性塗料以外勝たん。
じゃあラッカー塗料はどうなんだという質問が出そうではありますが、そこにも問題があります。
塗膜が弱い水性塗料はミスしても何とかなります。
残念ながらラッカー塗料は塗膜が強い事自体が売りなので、無理です。
アクリル塗料はつや消し感が強いのでそこも利点ではありますね。
値段の話&結局どこの塗料が良いのか
方法については今度解説するので置いておくとして、水性塗料なら何でも良いのかとなるとそれとこれとは話が別です。
なぜかというと、値段と性能で考える必要があるためです。お金は有限ですからね。
チッピング単体で考えるとこんな作業に高い塗料を使いたくないので、これが無ければ突然の死を迎えるとか、宗教上の事情で……とかよっぽどのことが無ければタミヤ(122円)、クレオス(178円)、ファレホ(319円)、VICカラー(257円)のどれかで良いです。(僕はAKが好きなのでそちらを使用しています)
こんな感じで4つまで絞られたわけですが、ここからは住んでいる地域の問題になります。
通販抜きの入手性はタミヤ>クレオス>VICカラー【越えられない壁】ファレホとなりますが、扱いやすさはファレホ≒VICカラー>タミヤ≒クレオスという感じなので自分に合わせて選んでください。
個人的にはチッピングの場合、ぶっちぎりでファレホorVICカラーをお勧めします。AKが旧リアルカラーの成分でチッピング色出したらこんな長く書かんくても解決するんやけどな……
特に、めちゃくちゃ細い傷を書きたい!という人はファレホかVICカラー使うと幸せになれます。やったね。
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